記事: 第20回 直立歯科医学研究大会

第20回 直立歯科医学研究大会
― “立つ”という人間の原点と、マグネシウムが支える身体のバランス ―
2025年11月2日〜3日、東京科学大学(旧・東京工業大学)すずかけ台キャンパスにて開催された「第20回 直立歯科医学研究大会」に参加いたしました。
この大会は、「人が“直立”するとは何か」「身体と心のバランスとは何か」を、歯科医学を中心に学際的に探求するユニークな学会です。
今年で20回目を迎え、医師・歯科医師・研究者が全国から集い、人間の姿勢、咬合(かみ合わせ)、神経、筋肉、そして心身の健康に至るまで、幅広いテーマで研究成果が発表されました。
■ “直立=動的平衡”という考え方
直立歯科医学の根本にあるのは、「人は重力に抗して立つ存在であり、そのバランスの中に健康が宿る」という思想です。
私たちが無意識に立ち、歩き、笑い、食べる――そのすべての動きは、実は繊細なバランスの上に成り立っています。
大会の冒頭で紹介された下向央先生の監修文では、こう述べられています。
「人が重力に抗して“直立”できるのは、下顎のヤジロベエ構造によるもの。
頭と顎の微妙な揺れと歯の接触が全身の平衡をつくり出している。」
つまり、かみ合わせや顎の動きは、姿勢や全身の筋肉・神経の働きと密接に関係しているということです。
一部の不調(肩こり、腰痛、頭痛、疲労感など)は、単なる局所的な問題ではなく、身体全体のバランスの乱れから生じている可能性があるといえます。
■ マグネシウムと「動的平衡」の共通点
私たちオーガニックサイエンスは、この“バランス”というテーマに強く共感し、ブース出展を通してマグネシウムが身体の調和に果たす役割について発信しました。
マグネシウムは「生命活動の調律者」と呼ばれるミネラルであり、筋肉・神経・ホルモン・骨代謝など300以上の生体反応を支えています。
筋肉の収縮と弛緩、神経の伝達、エネルギー生成、ホルモン分泌――そのすべてにマグネシウムが関わっています。
つまり、マグネシウムは身体を“動かす”だけでなく、“整える”ために必要な存在です。
その役割は、直立歯科医学が提唱する「動的平衡(バランスの中の安定)」という考え方と深く共鳴しています。
大会では多くの歯科医師の先生方が、咬合(かみ合わせ)の安定が全身の筋肉バランスや姿勢、呼吸に影響することを報告しており、
私たちもマグネシウムがその「筋肉の協調性」や「神経のリズム」を支える点で、共通の目的に向かっていることを強く感じました。
■ 医療従事者との交流から広がる気づき
ブースには多くの医療関係者が訪れ、Mg Balm、Mg Lipo、Mg Cream の3製品を実際に手に取っていただきました。
中でもMg Balmを使った体験では、「肩や顎のまわりが軽くなった」「リラックスして呼吸が深くなった」といった実感の声が多く寄せられました。
これらの反応は、まさに“筋肉の弛緩”と“神経の調整”を助けるマグネシウムの働きそのものです。
ある先生からは、「顎関節症の患者に外用マグネシウムを試してみたい」という前向きな意見もいただき、
マグネシウムが歯科領域においても臨床的な価値を持つ可能性が見えてきました。
また、Mg Lipo(飲むタイプのマグネシウム)に関しても、「慢性疲労や睡眠障害の患者に有効かもしれない」と関心を示す医師が多く、
「内から整える」「外から支える」という両方向からのマグネシウムケアに対して高い評価をいただきました。
■ 「マグネシウムの素晴らしさを社会に根付かせる」ために
直立歯科医学が目指すのは、人間が本来持っている「自然な姿勢」「自然な形」を取り戻すこと。
オーガニックサイエンスが目指すのは、マグネシウムの力で「身体と心の自然な調和」を取り戻すこと。
アプローチは異なりますが、その本質は同じです。
マグネシウムは、科学的な裏づけを持ちながらも、シンプルで自然な方法で人の健康を支える存在です。
私たちは、医療の最前線で活躍される先生方との対話を通じて、
この「自然と科学の融合」というテーマを共有できたことに大きな意義を感じました。
今後も学会での出展や研究支援を通して、マグネシウムの臨床的価値をさらに深め、
社会全体に“マグネシウムのある健康文化”を広めてまいります。
■ 終わりに
第20回という節目を迎えた直立歯科医学研究大会は、
「人が立つ」という普遍的なテーマを通して、心と身体のあり方を問い直す貴重な場でした。
そして、マグネシウムがその“バランスを保つ力”として機能していることを、改めて確信しました。
オーガニックサイエンスは、これからも
「マグネシウムの素晴らしさを社会に根付かせる」
というビジョンのもと、医療・教育・地域活動を通じて、健やかな未来の創造に貢献してまいります。


