【知らないと損する?】オーソモレキュラー栄養療法の観点からみたマグネシウムの重要性 vol.2
オーソモレキュラー栄養療法の観点からみるマグネシウムの重要性について、日本オーソモレキュラー医学会会長・柳澤厚生(あつお)先生にお話しいただきました。健康意識が高い方は見逃し厳禁の内容です!
マグネシウムが不足すると、他の栄養素はパフォーマンスを発揮できない
ーオーソモレキュラー栄養療法の観点で、「マグバーム」の主成分であるマグネシウムにはどんな役割があるのでしょうか?
まず前提として皆さんにお伝えしたいのは、栄養素同士のコンビネーションで、本来の体内でのパフォーマンスが発揮されるということ。栄養素は組み合わせが大切なのです。「ビタミンを取ればいい」とか「どの栄養素がどの病気に効いた」など、栄養素を単体で論じるのはナンセンスです。
そのなかでも、マグネシウムは非常に重要な役割を担っています。マグネシウムが不足すると、他の栄養素はパフォーマンスを発揮できないのです。人間の体を精密機械に例えるなら、マグネシウムは歯車の潤滑油にあたります。マグネシウムは栄養療法の基本の「き」、名脇役のような存在でなんですよ。
ーマグネシウムがこれほど重要なのですね。マグネシウムが不足すると、どんな不調やサインが現れるのでしょうか?
疲れやすい、足がつる、鼻炎などのアレルギー症状、肩こり、血流が悪いなどの不調はマグネシウム不足のサインです。もっとも、マグネシウムが不足している人は、他の栄養素も不足しているケースが多いのですが…。
ビタミンの重要性に比べて、マグネシウムの重要性はあまり認知されていません。健康を守りたいと考えるなら、マグネシウムを意識することは大切です。
マグネシウムは皮膚から吸収できる
ー食品だけでマグネシウムを賄うことはできないのでしょうか?
本来であれば可能なのですが、現代の土壌の多くはマグネシウム分が減少しており、食物に含まれる栄養素は昔より減少していると言われています。私の体感では、現代人のほとんどがマグネシウム不足です。
土壌が良い地域で新鮮な野菜を食べている人と、都市部で生活している人では、食べ物から摂取できる栄養量に差があるでしょう。またアルコールやカフェインの摂取量が多い人や心臓が弱い人、利尿作用がある薬を飲んでいる人はマグネシウムが不足しているという研究報告もあがっています。
ー食品以外で、マグネシウムはどうやって補給するのでしょうか?
サプリメントをはじめ、「マグバーム」のようなジェルタイプ、入浴剤のエプソムソルトです。マグネシウムは経皮吸収と言って、皮膚で吸収できるのです。
ー皮膚から吸収できるだなんて驚きました。ところで、なぜ「マグバーム」は日本オーソモレキュラー医学会の推奨製品になったのでしょうか?
私たち医者がいくら栄養の重要性を説いても、製品がなければ皆さんの暮らしに根付きません。専門医の目線で「本当に良い製品を作っている会社」、「信頼できる会社」、また「ものづくりを支える工場」を応援することも自分たちの役割だと考え、日本オーソモレキュラー医学会では推奨制度を設けています。
「マグバーム」は経皮吸収タイプのマグネシウムを日本人向けにアレンジした斬新性と、成分や安全性へのこだわり、研究姿勢などから総合的に判断して認定しました。今後の医療分野での応用にもすごく期待していますよ。(vol.3に続く)
「マグバーム」の開発ストーリーはこちらです。次回のvol.3では日本におけるオーソモレキュラー栄養療法の歩みと、柳澤先生のご活躍の舞台裏をお届けします。どうぞお楽しみに!
profile柳澤厚生(やなぎさわあつお) 長野県出身、1951年生まれ。杏林大学医学部卒、同大学院修了。高濃度ビタミンC点滴療法をはじめ、日本にオーソモレキュラー栄養療法を広げる。2012年より国際オーソモレキュラー医学会会長。 心臓病専門医 |
目次オーソモレキュラー医学会 柳澤氏に聞く vol.4 柳澤厚生の信念と強さ |
リンク・日本オーソモレキュラー医学会 公式HP ・「マグバーム」 ・「マグバーム」開発ストーリー(マグバームサイト内)https://mgbalm.jp/pages/story |