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記事: 【vol.3】Dr.Magnesium 横田邦信先生インタビュー

【vol.3】Dr.Magnesium 横田邦信先生インタビュー

【vol.3】Dr.Magnesium 横田邦信先生インタビュー

東京慈恵会医科大学 客員教授 医学博士 横田邦信先生


ようこそ魅惑のマグネシウムの世界へ!
〜健康美はマグネシウム習慣から

vol.3:ポイントは「カルマグ比」 〜カルシウムとマグネシウムの連携プレーとは

マグネシウムの日本トップクラスの研究者である、東京慈恵会医科大学 客員教授の横田邦信先生のスペシャルインタビューvol.3です。

今回はあまり世の中で知られていない「カルマグ比」について教えていただきました。マグネシウムの魅力を最大限に引き出すためにも、ぜひ最後までご覧ください!

最後までお読みくださった読者の皆さま向けに、オーガニックサイエンスより「マグネシウム体験プラン」をご用意しました。詳細は記事にございます。どうぞお楽しみに!

(取材日:2023年4月10日、聞き手:鎌田貴俊、記事:武藤花奈、撮影:盛 孝大)

 

 目次 ようこそ魅惑のマグネシウムの世界へ!
    〜健康美はマグネシウム習慣から

 vol.1 奥深きマグネシウムの効果とは
 vol.2 正しく理解し、マグネシウム不足の解消を
 vol.3 ポイントは「カルマグ比」
    〜カルシウムとマグネシウムの連携プレーとは
    ▶︎マグネシウムとカルシウムの摂取比率「カルマグ比」〜目指すべきは 2対1.5〜1
    ▶︎カルシウムは馬、マグネシウムは騎手
 vol.4 Dr.Mg(ドクター マグネシウム)の軌跡と
     オーガニックサイエンス社への期待

 

マグネシウムとカルシウムの摂取比率「カルマグ比」
〜目指すべきは「カルシウム:マグネシウム=2: 1.5ー1」

ーマグネシウムの働きを教えていただき、驚いてばかりです。マグネシウムを摂取する上で、知っておくべきポイントはありますか?

横田先生:
人の体を健康に維持する上で、カルシウムとマグネシウム摂取の比率「カルマグ比」はとても重要です。本来、カルシウムとマグネシウムはセットで論じるべきものだと、読者の皆さまにご理解いただきたいです。

海外ではこの「カルマグ比」の研究が進んでいますが、日本は残念ながら世界から20〜30年遅れています。

上記の図は、1945年の終戦以降、日本人のカルマグ比が著しく変化したことを示しています。その背景はやはり、日本人の食生活が激変したことでしょう。

 

引用:MAG研究会 http://mag21.jp/contents/514
日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量と
Ca/Mg摂取比率(1946〜2016) 

終戦後、日本政府はカルシウムと鉄の摂取を推奨し、カルシウムの平均摂取量は年々上がりました。その一方でマグネシウムはほぼ取り扱われず、「忘れられた栄養素」とも言える状態だったのです。今でも日本ではマグネシウムの重要性に目を向ける人はまだまだ少ないのが現状です。一部の医師と、一部の健康意識が高いひとにしか知られていないことを歯がゆく感じています。

カルシウムは馬、マグネシウムは騎手

ー「カルマグ比」とは聞き慣れない言葉です。ぜひ詳しく教えてください。

横田先生:
カルシウムとマグネシウムは互いに拮抗して身体機能を調整しています。

カルシウム2に対して、マグネシウムは1.5〜1を目指して、しっかりマグネシウムをとりましょう。患者さんにカルシウムとマグネシウムの関係性を説明する際、私は馬と騎手に例えています。カルシウムが馬で、マグネシウムは騎手。騎手(マグネシウム)が不在では、馬(カルシウム)の動きをコントロールすることはできませんし、馬がいなければ騎手は力を発揮できないのです。

少し難しいのですが、カルマグ比のバランスが崩れると下記のようなことが起こります。

カルシウムの摂取量が多く、マグネシウムが不足すると…

 ▶︎動脈硬化性疾患のリスクが高まる
 ▶︎血圧が上昇しやすくなる(血管が収縮するため)
 ▶︎心筋梗塞や狭心症の死亡率が高まる

牛乳を大量に飲む習慣があるひとがいますが、カルマグ比の観点からお勧めできません。私の患者さんには「牛乳は1日にコップ1杯程度にしましょう」とおすすめしています。

 

次回は「Dr.Mg(ドクター マグネシウム)の軌跡とオーガニックサイエンス社への想い」についてお届けします。お楽しみに!

 

特別プランのご案内

横田先生のインタビュー記事を最後まで読んでくださった読者の皆さまへ、
リポソームタイプのマグネシウム「マグリポ」の1週間体験プランをご用意しました。
詳細はコチラ

 

■PROFILE
横田邦信(よこたくにのぶ)
東京慈恵会医科大学 客員教授
医学博士

1951年生まれ。東京慈恵会医科大学、同大学大学院を卒業後、
富士市立中央病院内科医長、横須賀北部共済病院内科部長を経て、
2001年に東京慈恵会医科大学助教授、2010年に同大学教授(大学直属)に就任。2007年にマグネシウム啓発目的でMAG21研究会を共同設立。
2017年に定年退職し、現職に至る。 

日本糖尿病学会功労学術評議員、日本糖尿病学会専門医、日本生活習慣病予防協会理事、日本医師会認定産業医、慈恵医師会理事 

■著書・監修
『マグネシウム健康読本』(現代書林)
『糖尿病ならすぐにこれを食べなさい!』(主婦の友社)
『糖尿病ならすぐにこれを食べなさい!レシピ!』(主婦の友社)
『糖尿病に勝つ!マグネシウム食革命』(主婦の友社)
『マグネシウムがこの1冊でよくわかる』(現代書林)
『マグネシウムのすごい力』(主婦の友社)、他

■リンク
・Dr.Mgオフィシャルサイト https://dr-mag21.jp/
・MAG21研究会  http://mag21.jp/
・「マグバーム」 https://mgbalm.jp
・「マグバーム」開発ストーリー https://mgbalm.jp/pages/story