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記事: 【vol.1】Dr. Magnesium 横田邦信先生インタビュー

【vol.1】Dr. Magnesium 横田邦信先生インタビュー

【vol.1】Dr. Magnesium 横田邦信先生インタビュー

東京慈恵会医科大学 客員教授 医学博士 横田邦信先生


ようこそ魅惑のマグネシウムの世界へ!
〜健康美はマグネシウム習慣から

vol.1:奥深きマグネシウムの働きとは

Dr.Mg(ドクター マグネシウム)こと、東京慈恵会医科大学客員教授の横田邦信先生にインタビューさせていただきました。

横田先生は日本トップクラスのマグネシウム研究者であり、「日本で最もマグネシウムを愛するドクター」と言っても過言ではないでしょう。

先生はなぜマグネシウムの虜になったのか。先生の心を惹きつけてやまない、マグネシウムの魅力と可能性とは。インタビューの様子を、全4回でお届けいたします。ぜひ美容と健康管理にお役立てください!

最後までお読みくださった読者の皆さま向けに、オーガニックサイエンスより「マグネシウム体験プラン」をご用意しました。詳細は記事の最後にございます。どうぞお楽しみに!

(取材日:2023年4月10日、聞き手:鎌田貴俊、記事:武藤花奈、撮影:盛 孝大

 目次 ようこそ魅惑のマグネシウムの世界へ!
    〜健康美はマグネシウム習慣から

 vol.1 奥深きマグネシウムの効果とは
  ▶︎マグネシウムの秘められた可能性を追いかけ早20年
  ▶︎マグネシウム不足は、体調不良や病気を引き起こす
  ▶︎マグネシウムの働きの身近な例:アルコール分解

 vol.2 正しく理解し、マグネシウム不足の解消を
 vol.3 ポイントは「カルマグ比」
     〜カルシウムとマグネシウムの連携プレーとは
 vol.4 Dr.Mg(ドクター マグネシウム)の軌跡とオーガニックサイエンス社への期待

マグネシウムの秘められた可能性を追いかけ早20年

ー横田先生はマグネシウム研究の第一人者でいらっしゃいます。
 先生を魅了してやまない、マグネシウムの魅力をお聞かせください。

先生の手は若々しく、70代の手とは思えません…!

横田先生:
私は心からマグネシウムを愛おしく思っています。そして【マグネシウムは世界を救う】と信じています。

マグネシウムの十分な摂取によってさまざまな症状が緩和する研究結果や、患者さんが元気になっていく姿を見るにつれ、マグネシウムの虜になって早20年以上が経ちました。マグネシウムの可能性にワクワクする気持ちは今も止まりません。

マグネシウムは生物の生命、細胞にとって極めて重要なミネラルです。美容と健康を守る鍵となる「究極のアンチエイジングミネラル」であり、若いうちから積極的に摂取することで、病気を予防し、アンチエイジングの効果があることが分かっています。私自身も「70代とは思えない!」と驚かれることが多いんですよ。

また、「マグネシウムを十分に摂取する習慣があると、メタボリックシンドロームの発症リスクは最大31%減り、糖尿病の発症リスクは最大47%減る」という研究結果もあります。

ーそもそもマグネシウムとは?

横田先生:
マグネシウムはミネラルの一つで、自然界に存在する栄養素です。主に鉱石や海水に多く含まれています。体内で600種類以上の酵素の働きを活性化し、細胞内外のミネラルバランスを調整する役割を担っています。

「マグネシウムなんて、あまり聞いたことがない」というひとも多いかもしれませんが、マグネシウムは古くから医薬品としても使われている栄養素です。安全性が高い薬として、便秘薬や胃薬などとして使われています

読者の皆さんは、「5大栄養素は?」と聞かれて正しく答えられますか?

答えは、炭水化物(=糖質+食物繊維)、ミネラル、たんぱく質、ビタミン、脂質です。

ミネラルには1日の必要摂取量が100mg以上の「主要ミネラル(多量ミネラル)」と100mg未満の「微量ミネラル」があり、マグネシウムは「主要ミネラル」に分類されます。主要ミネラルにも関わらず、認知度が低いのは嘆かわしいです…。ちなみに、マグネシウムは漢字で「鎂」と表記されます。

 マグネシウム不足は、体調不良や病気を引き起こす

ーマグネシウムが不足すると、どんな不調に繋がるのでしょうか。

横田先生:
マグネシウム不足が原因となる症状や病気は非常に幅広く報告されています。便秘、こむら返り、片頭痛、慢性疲労、イライラ、不眠症、女性は月経前症候群(PMS)をはじめとしたさまざまな症状や、高血圧や糖尿病といった生活習慣病、歯周病、動脈硬化などの病気との関係性が次々と明らかにされています。

人間の体が健康であるためには、体内の代謝が活発に行われる必要がありますマグネシウムは600種類以上の酵素の働きをサポートする役割があり、非常に多くの代謝に関わっています。マグネシウムが不足すると、酵素の働きが低下して代謝が落ち、不調や病気が発生してしまうのです。

体内のマグネシウム全体量の60%程が骨と歯に集中しており、マグネシウム摂取量が不足すると主に骨から補われます。この状態が続くと、骨がボロボロになり、骨粗しょう症の原因となってしまいます。

ー便秘、こむら返りに片頭痛も、あまりに身近な症状ですね…。

横田先生:
その通りです。私はその原因を、現代の日本人のほとんどがマグネシウム不足だからと考えています。

スポーツ選手や運動習慣がある方は足がつりやすいのですが、これもマグネシウム不足の影響です。スポ―ツ時のエネルギー消費は膨大で、エネルギー産生には多量のMgを消費するからです。

また、妊婦さんのマグネシウム不足も深刻です。マグネシウムが足りないと骨密度が低下し、悪阻(おそ=つわり)がひどくなるという報告があります。妊婦さんは「年齢に応じた必要量プラス40mg」多く摂ることを推奨されていますが、これはあまりにも知られていません。

胎内の赤ちゃんは、母体からミネラルをもらって骨や歯を作ります。母体がミネラル不足の場合、お母さんは悪阻(おそ)がひどくなり、骨がボロボロになって産後の骨粗しょう症、内分泌の異常、産後うつにも繋がりますし、赤ちゃんの骨や歯を丈夫にすることができません。若いうちから意識してマグネシウムをとることはとても大切です。

 マグネシウムの働きの身近な例:アルコール分解

ビール

ー「酵素の働きを活性化する」について、もう少し詳しくお聞きしたいです。

横田先生:
身近な例でいうと、アルコールを分解する酵素に関わっています。お酒のおつまみとして定番のナッツ類はマグネシウムが豊富な食材で、ひとは自然と、お酒とマグネシウムがベストコンビだと理解していたのかもしれませんね。

マグネシウムをお酒に入れて飲むと、悪酔いせず、二日酔いにもなりにくいです。これに関連して、アルコール中毒の患者はマグネシウム欠乏を指摘されるケースは珍しくありません。

私はマイマグネシウムを持ち歩くのが習慣で、外出先で水やアルコール、スープなどを飲む時は天然濃縮のマグネシウム液(MAG21)を数滴入れて飲んでます。強いお酒を飲んでもマグネシウムが分解を手助けしてくれるので悪酔いすることもなく、次の日まで残りません。若い頃はウォッカを1本近く空けてました。(笑)

ーウォッカ1本も、アルコールの分解をサポートするマグネシウムの働きもびっくりです(笑)。すごく面白いですね!

横田先生:
ビールに入れると苦味が和らぐので、苦味を好むひとには不評です(笑)。個人的には、ドライで辛口のビールがまろやかな味に変化する過程も楽しいです。また、ノンアルコールビールにマグネシウムを入れると、本来のビールの味に近くなるのも面白いですよ。天然濃縮のマグネシウム液に限りますが、興味がある方はぜひお試しください。(笑)

なお、日本酒には適しません。というのは日本酒は軟水で作られているので、風味が損なわれてしまうからです。(vol.2に続く)

次回は「マグネシウム不足の現状とその補い方」についてお届けします。
お楽しみに!

プロフィ

特別プランのご案内

横田先生のインタビュー記事を最後まで読んでくださった読者の皆さまへ、
リポソームタイプのマグネシウム「マグリポ」の1週間体験プランをご用意しました。
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■PROFILE
横田邦信(よこたくにのぶ)
東京慈恵会医科大学 客員教授
医学博士

1951年生まれ。東京慈恵会医科大学、同大学大学院を卒業後、
富士市立中央病院内科医長、横須賀北部共済病院内科部長を経て、
2001年に東京慈恵会医科大学助教授、2010年に同大学教授(大学直属)に就任。2007年にマグネシウム啓発目的でMAG21研究会を共同設立。
2017年に定年退職し、現職に至る。 

日本糖尿病学会功労学術評議員、日本糖尿病学会専門医
日本生活習慣病予防協会理事 
日本医師会認定産業医 
慈恵医師会理事 

■著書・監修
『マグネシウム健康読本』(現代書林)
『糖尿病ならすぐにこれを食べなさい!』(主婦の友社)
『糖尿病ならすぐにこれを食べなさい!レシピ!』(主婦の友社)
『糖尿病に勝つ!マグネシウム食革命』(主婦の友社)
『マグネシウムがこの1冊でよくわかる』(現代書林)
『マグネシウムのすごい力』(主婦の友社)、他

■リンク
・Dr.Mgオフィシャルサイト https://dr-mag21.jp/
・MAG21研究会  http://mag21.jp/
・「マグバーム」 https://mgbalm.jp
・「マグバーム」開発ストーリー https://mgbalm.jp/pages/story